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2019/1/22 20:49 com(0)

セルゲイ・エイゼンシュテインの特集上映の中から、
すきな作品をふたつ。
「全線」と「十月」。

一月も半ばを過ぎたのに、捗(はかど)っていないこと多く、
読みたい本も増えてばかりで減らず、
それなのに、花屋の店先にはもう冬の終りの花
白木蓮が置かれていて、少しあわててしまいます。




「Старое и новое」 1929 Серге́й Эйзенште́йн
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2019/1/17 04:57 com(0)

エリセがみたくなって、新文芸坐へ。
「ミツバチのささやき」と「エル・スール」。

エリセにはまた長編を撮ってほしいと希っていたのですが、
撮らなくてもいいのかもしれないです。
時が流れても古びることなく多くの人に愛されている作品。

来日した時に、話したエピソードがすきで、写しておこうかな…。



「El espíritu de la colmena」 1973 Víctor Erice
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2019/1/13 23:19 com(0)

ここ数年、1月の1日、2日、3日のうち1日は
美術館か映画館に行っています。
今年は、イメージフォーラムへ。

ジャン・ヴィゴの「アタラント号」「新学期 操行ゼロ」
「ニースについて」「競泳選手ジャン・タリス」。
撮影監督は、全作、ボリス・カウフマンで、
モノクロームに沈みきえゆく川船や、
羽根舞い散るなか、枕投げに興ずる寄宿舎の少年たちの情景には、
繊細な美しさが在りました。

昨年、アンスティチュ・フランセ(旧日仏学院)が主催した
最古の映画会社ゴーモンについての企画展で
1日だけ上映されたのだけれど予定があわず、
哀しくためいきをついたのでみられてうれしかった。

初見の作品も以前みた作品もありましたが、
29歳で夭折したヴィゴが生涯に残した作品は4本で
そのうち長編は1本だけという寡作に終ったのは、
よいような、惜しいような…。

  
- 本年も宜しくお願い致します。
      jan 10 2019 recit


 「Jeunes diables au collège」(1933年)Jean Vigo
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 Il était parti quand, le lendemain, je descendis prendre
 ma tasse de lait matinale.
 Ma nièce avait préparé le déjeuner , comme chaque jour .
 Elle me servit en silence .
 Nous bûmes en silence .
 Dehors luisait au travers de la brume un pâle soleil .
 Il me sembla qu'il faisait très froid . 1941

                「Le silence de la mer 」
                         Vercors        




 翌る朝、朝のミルクを飲みに下に降りて來た時、もう發っていた。
 姪(めい)はいつもの通り朝食の用意を濟ませていた。
 黙って給仕をした。
 二人は黙って飮んだ。
 外は靄(もや)越しに光の薄い太陽が照っていた。
 大層寒いという気がした。一九四一年
  
              「海の沈黙」
                ヴェルコール
                  河野興一訳 岩波現代叢書より





2018/11/20 06:18 com(0)


十一月も後半。
歩くのには少し遠いけど…と思いながら、目白のギャラリーまで
散歩していると、神田川沿い、面影橋のあたりの桜並木が
朱(あか)く紅葉していてきれいでした。
そして花屋の店先にヤドリギを見かける季節。

ヴェルコールの抵抗文学作品をジャン=ピエール・メルヴィルが
映画化した「海の沈黙」。
ドイツ人将校が歩く村外れの田舎路に高くそびえる
木々のヤドリギを憶い出していました。
撮影監督は、アンリ・ドカ。
オルガンを奏でる指先、編物をする指先、
暖炉のゆれる火にかざす左手 …光と影。

ここしばらく映画館へいく時間がとれず、幾つも見送っていて残念なの
ですが、この後の、国立映画アーカイブのスウェーデン映画と、
イメージ・フォーラムのジャン・ヴィゴは、行かれるといいな…。



「 Le silence de la mer 」1947 Jean-Pierre Melville
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2018/11/18 16:12 com(0)

空気のつめたい、朝。
秋の終わりに咲く柊木犀の白い花が、地面にこぼれて白い文様を描いています。

おしらせがおそくなりましたが、西荻窪から移転します。
1970年代半ばに建てられたビルの5階へ。
部屋がふたつ。
広くなります。
窓外には街路樹の欅の梢が、風に揺れています。

しばらく休みますが、このページは綴っていく予定ですので、
お時間がありましたら、ご覧ください。

旧いMacを使っていたので不具合等で更新が滞りました。
その間、ご心配いただいた方もいたようで、申し訳ありませんでした。
ありがとうございます。


2018/10/19 05:59 com(0)


recit website →


 appointment + ( plus )

 御手数ですが、来店いただく際は、事前に、メールかお電話でおしらせ下さい 。

 11:30 - 19:30

 recit-nishiogi@ivory.plala.or.jp

 03-3397-6136


   
                      * 更新はこの下に表示されます。
2018/8/29 18:02 com(0)


会期も終り近く、東京都写真美術館の「アジェのインスピレーション」展へ。
街路をゆく人々、無花果の樹、階段や扉…
一枚、一枚、ゆっくりみていくと、脚下に石畳の感覚や埃の匂いを感じられるような…
百年も昔の。

マン・レイやアルフレッド・スティーグリッツの作品もありました。
ここの図書館がすきで時々来るのですが、この日は時間が足りなくなり、残念。




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2018/1/31 04:41 com(0)


柊木犀の白い花も散り、十月は残り2日。
午後は、小さなストーヴの手入をしていました。
灯油をかいに行きたかったのですが、雨脚が強くなってきて行かれないな…。

春から上映を待っていた映画は、ヴィターリー・カネフスキー(Vitali Kanevsky)の
「動くな、死ね、甦れ」。
旧ソ連邦の炭鉱町に住むひとりの少年の話。

描写が繊細で、モノクロームの映像が美しい作品。
貨車トロッコの向こうに沈む入日、ぬかるんだ泥道、
木立をつつむ深い霧、葦(あし)の沼地の薄暗さ、
兵士が歌う哀しい旋律…。

閉ざされた不自由な世界にひきよせられるのは
何故なのだろう…。








 -「 Zamri, umri, voskresni 」 1989
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2017/9/25 05:33 com(0)

朝方は残っていた雨がやんで、涼しい土曜日。
今年の夏は雨が多い。
夏の終りのすこしやわらいだ光と、埃と、雨の匂い。
雨宿りの古い記憶。

夏の終りのパリで、翌日に乗るロワール地方行きの列車の切符を予約する為、
Gare d'Austerlitz (オステルリッツ駅)へ出掛けて、
帰り道、雨に降られたことがありました。

雨宿りをした石造りの建物からは、時々、人が出てくる。
子供を連れた人が多いのはなぜだろう…?
雨音を聴きながら、しばらく眺めていました。
博物館と表示されていて、よくわからないけれど、雨がやむまでの間、
見てみようかな…。

雨傘を持たずに外出したことを後悔しながら、これから投宿しているホテルに戻っても
他へ行くほどの時間もないのだし、と入館料 20 F(フラン)を払って入り、
仄暗い室内に、おびただしい数の恐竜やほ乳類、鳥類、魚類の標本のならぶ様子に
眼を瞠(みは)ってしまいました。

その日のことは、二十年以上前なのに、庭園に咲いていた背丈の高いダリヤの花や、
少年が祖母らしき女性に手をひかれ帰っていく後ろ姿まで、不思議なほどはっきりと
憶いだされます。
正面口ではなく、裏口だったせいでひっそりしていて、外から中の様子はうかがえず、
その分、脚を踏みいれた時の思いがけなさは、忘れられない。
雨の日の Le Muséum national d'histoire naturelle (国立自然史博物館)。

今はもう列車の切符の為だけに駅へ出掛けていく必要はないし
あふれかえる情報の中で、先に知っている事が増えてしまい、
それは便利だけれど、そうではない頃に在ったものが何処かへ消えてしまったように
寂しく感じる時があります。

パリ自然史博物館は、映画でも時々みることがあるのですが、
「 La Jetée(ラ・ジュテ) 」は、クリス・マルケルが、
モノクローム写真で綴った映像作品。

第三次世界大戦後の世界が描かれ、崩れたパリの街、地下壕に生活する人々、
自然史博物館、オルリー空港…。
昨年のポンピドゥー展で映写されていたのに、行きそびれてしまいました。






 「 La Jetée 」 1962 Chris Marker 
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2017/9/2 12:05 com(0)

雷鳴。
爆撃されているような音が、空に響いています。

夏に弱く、くったりと過しているうちに、八月も後半。
暑い日は、映画館に籠りたくなるのだけれど、今夏はあまり観られなかったな…。

八月のはじめに、早稲田松竹で観たセルゲイ・パラジャーノフの二本立て。
「アシク・ケリブ」(აშიკი ქერიბი)と、「スラム砦の伝説」
(ამბავი სურამის ციხისა )。
パラジャーノフの作品は、いつも刺繍や織物に惹き寄せられる…。





 「 ამბავი სურამის ციხისა 」 1984 Sargis Parajanyan
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2017/8/4 17:48 com(0)