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六月も終り、七月へ。
木々の葉叢の緑は日ごと濃くなり、赤い楊梅(ヤマモモ)の実が、
たくさん転がっています。
真朱、猩々緋、濃紅、赤香…きれいな色。

今朝は、美術展や映画の上映の日程を、書きとめていました。
日本民藝館の色絵の器展、国立新美術館のジャコメッティ展も少しみたいけどな…。

昨年、上海で開催されたジャコメッティ展は、飛行場跡地の広大な航空機格納庫が
美術館になっているという空間も含めてよさそうと思ったのですが、
中国の美術展や美術祭は規模が大きなものが企画されていて、時々、気になります。

でも、ジャコメッティは作品より、その姿に、ひかれるような…。
シモーヌ・ド・ボーヴォワールの自伝の中にその名は幾度も登場するし、
矢内原伊作、宇佐見英治の文章の中や、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真の中に、
今もまだ息づいていて、灰色のパリの街とジャコメッティの姿が目に浮かびます。
石井好子の「想い出のサンフランシスコ 想い出のパリ」には、つい笑ってしまう
エピソードが記されていたり、クロード・ルルーシュの映画「男と女 : Un homme et
une femme」では、ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメの会話の中に
ふいに現れる。

ここ数日、読み直していた「ジャコメッティ」(1958年 / 矢内原伊作 編)は、
日本でまとまった形で刊行された最初の一冊で、ジャン=ポール・サルトル、
ジャン・ジュネ、矢内原伊作の三者が綴った文章と、半分は作品集。
「モンマルトル便り」もまた読みたくなる…。

  






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2017/6/30 22:00 com(0)
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