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京橋のフィルムセンターでチェコ映画の特集上映が行われていました。
その中から2作品。
プラハ出身の映像作家ヤン・ネメックの「夜のダイヤモンド」。
強制収容所から逃亡するふたりの青年。
オーソン・ウェルズがカフカの原作を映画化した「審判」を聯想したのですが、
あの作品は旧ユーゴスラヴィアや美術館になる前のオルセー駅で撮影がされていて、
重なるのは視覚的な部分ではなく、深層に煙るようにたち籠める靄のような、何か。
もう1作はカレル・ステクリー作「サイレン」。
プラハ郊外の鉱山で起こった大ストライキとその鎮圧までが
労働者一家を中心に描かれていました。
今年みた映画では十月に上映されたポーランド映画、アンジェイ・ムンクの
「鉄路の男」もよかったな…。
ムンクはクラクフ出身の映像監督で、「パサジェルカ」の撮影中、
若くして逝去したので作品数が少なく残念なのです。
アテネ・フランセでみた5本の英国のドキュメンタリー映画は、
「流網船」「夜間郵便」「石炭の顔」「ティモシーのための日記」「英国に聞け」。
古い映像に記された、人々の姿、時代の空気…。
-「Demanty Noci」 1964 Jan Němec
2017/12/30
16:00
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