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フランスの二枚の皿。
二枚それぞれに直しがされていました。

こわれた器ものの直しについて興味深く読んだのは、
古書市で手にした一冊の本「骨董勉強ノオト」。
1974年の「芸術新潮」誌の連載をまとめたもので、
その中の「鎹(かすがい)」という章で、器の直しについて、
綴られています。

1900年代のはじめ頃までは東京にもめずらしくなかったという
「鋸碗匠」のこと、インドとペルシアで特に多くの
鎹(かすがい)直しを見たこと、海外に居住する中国人の大半が
福建や広東など南方出身であるのに、この仕事をしていた
人々は決まって北方の山東省の出身であったこと等から
古美術商の著者の考察がされていておもしろい。

ヨーロッパにはふれられていないのですが、
軟らかな土ものの器に、鎹(かすがい)直しが
ほどこされているのは、時折、見掛けるので
どのようにこれほど広く世界に伝播したのか
知りたくなります。





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2019/3/7 14:38 com(0)
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